永田潤子のコラムウェブサイト
パソコンの前でグーッと入り込んで仕事をしたり、オンライン講義をしていると、ヴィンチ(我が家の5歳のラブラドール)が足元にやってくる。
「少し、リラックスした方が良くない。お散歩行こうよ!」って、言わんばかりに。
自分の仕事モードが一瞬にして緩み、幸せな気分になる。
犬と一緒にいると、なぜ、こんなに幸せな気持ちになるのか?
多分、”素の自分”を感じさせてくれるからだと思う。
鎧もつけず、建前もなく、役割の自分に徹する必要もなく…
犬に子供に語りかけるような声や表情を崩している飼い主たち、
その瞬間は素の自分。
そう、素の自分、本来の自分でいる瞬間は、私たち自身は心地よい。
そんな自分を味あわせてくれる存在を、愛おしく思うことは止められない。
おまけに、犬は私たちよりも早く人生を卒業する(多分だが)。だからこそ、その一瞬一瞬が本当に愛おしくてたまらない。
私はヴィンチといるときの自分が大好きだ。ただただ、自分である感覚があるから。
素の自分で居られる(時間を過ごさせてくれる)相手を愛おしく思い、同時に自分の内側にある愛を感じるからだと思う。
CATEGORY : 犬と暮らせば哲学者
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